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ジャニヲタ彼女の愛し方(付き合い方)


長年ヲタクをやっている。ジャニヲタである。ただ世に言うジャニヲタのイメージが如何せん悪い。さらに、多くの男性からしたらジャニヲタは面倒くさい、というか良い趣味ではないと思われていそう。その自認くらいはある。
今回はそのイメージを払拭すべく、ジャニヲタと付き合うと起こる事象、イベントについて明文化し、なんとなく悪いものという雰囲気を変えていきたい。

 

ジャニヲタが団扇振ってる図

いらすとやさんは天才だなと思う

 


1. そもそも一般人の言うジャニーズが好きとは何なのか

私はSixTONESの京本くんのヲタクである。デビュー前から(威圧)京本くんのことが好きで応援している。しかし結婚したいだとか付き合いたいだとかそういうのではない。(いや、もしまじで奇跡的にチャンスがあれば甘んじて受け入れたい気持ちはめちゃくちゃあるし、友達から今京本君と飲んでるよと一報でもあれば自分の結婚式の最中とかでない限り飛んでいく)

ただ見てたら元気でるな~とか顔が天才だな~とか、日常に彩りを与えてくれる華みたいな感じである。それは基本一般的に恋愛と呼ばれるものではない。趣味の対象がたまたま生きた人間だっただけなのである。

 

2.レベル別ヲタクの生態

わたしは先ほど述べたような"レベル"の普通のヲタクだが、実はヲタクの好き度合いにはレベルがある。そして極めるとそれは時に趣味の好きレベルをこえることもある。

【低】

にわかヲタク、茶の間、ぬるヲタなんとなく出演TVをみたり、CDを気分で買ったりする層。ただで得られるサービスだけで充分楽しめる層。推し*1のことはタピオカと同じくらい好き。

【中】

ヲタクファンクラブに入ってコンサートに行く層。欲しいCD、グッズは買うが全部揃えたりはしない層。地方の現場まではいかない。推しのことは焼肉くらい好き。 

【強】

ガチヲタク、最前ガッツ、強火。ファンクラブはもちろん、CDを複数買い、載ってる雑誌を買い、公式写真やグッズを鬼のように買う。コンサートがあれば入れるだけ入る。遠征も辞さない。死ぬほど金がかかる。金があればあるだけ現場に行く。推しへの好きは米くらいの好き。日常的に推しを摂取しないと死ぬ、もはや好きとかは言わない、あるのが当たり前の好き。

【最強】

リア恋リアルで恋してるの略、めちゃくちゃ担当が好き。一回の濃度を濃くする夢みがちタイプと、数と札束で勝負するガチヲタタイプに大きく別れる。男として推しが好きなので彼氏などは作らない。推しが世界の全て、男の中のトップ。推しのことは世界一好き。何より大切。世界の全て。酸素とか余裕で超えてる。推しにもっと早く会いたかった、推しのお母さん、推しを生んでくれてありがとう。

 

3.それぞれのヲタクレベルによる活動限界

好き度合いがわかったところで、一体お付き合いにどれほど影響があるのか見ていきたい。まず上記階層のうち、彼氏を作るのは、にわか〜ガチヲタクのレベルまでであると思う。

【低:にわかレベル】

なんの問題もなくお付き合いできると思われる。彼女とカラオケに行ったら有名なジャニーズグループのシングル曲くらいは歌うかもしれない。嵐のLove so sweetとか。他には、一緒にテレビ見ていてたまたまゲストが推しだったら、わー!見よう!ってチャンネルを取られるかもしれない。まあ家に行ったら他のアーティストに混ざってCDがあるくらい。基本的にはジャニヲタというよりもなんかジャニーズが好きらしいな?くらいの温度感。

【中:ヲタクレベル】

このレベルはデートよりもコンサートを優先することがある。年1のコンサートと、年に何度もできる彼氏とのデートなら余裕でコンサートが優先される。お前には言わないかもしれないがYouTubeの推しの出てるチャンネルは毎週見ているのだ。なんなら彼氏と撮った写真より見てる可能性もある。家に行けば確実にCDかDVDか雑誌、公式写真やペンライトがそれなりにあるが隠している。が、隠せる量しかない。壁にポスター貼ったりはしてないし、写真立ての写真がよく見たら推しみたいなことは起こらないだろう。HDDは上から下まで全部ジャニーズ関連、たまに金曜ロードショーやドラマ(友達の推しが出ているので見ている)だが、HDDの中身を見なければ気づかない。かわいいもんである。要するに普通に付き合える。年に数回デートを断られるくらいである。 

【強:ガチヲタクレベル】

金(と時間)がない…というか推し用の金しかないので、割り勘だとデートに来てくれない。彼氏とデートして金使うより推しのグッズ買ったりする方がドーパミンもテストステロンも出るので当然である。金がかかるなら家で推しのこと考えて推しへの想いをブログに長文ポストしたり、ヲタク友達と本人不在の誕生会計画や次のコンサートのための団扇デザインを考えている方が楽しいのである。家にはグッズだらけなので基本的には呼ばれないだろう。呼ばれたとしても軽率に触れようもんなら雷が落ちる。ネットで2万で取引されてるようなグッズがぼろぼろあるからだ。そんな彼女とどうしてもデートしたい、会いたいならば、できる限り推しが雑誌の取材で訪れた店にデートに連れていくとか、コンサートの後迎えに行くとか、コンサートに来ていく服を買いに行くのに付き合うとかそういう感じになってくる。だって推しの方が好きだもんしょうがない。諦めよう。要する付き合うにはそれなりの覚悟が必要である…というかそもそも付き合うにたどり着くまでが大変だと思う。
ただし希望は捨てないでほしい。ガチヲタクレベルになると彼氏とジャニーズの掛け持ちが苦手なことがままあり、うまく両立はできない。よって彼氏にうつつを抜かすとヲタ活が普通レベルまで落ちることがあるのだ。つまり彼氏になってさえしまえば彼女のヲタクレベルが下がる、つまり推しに勝てるかもしれないのだ。なので、すっごいジャニヲタだよって噂がある子でも、彼氏ができれば全然そんな気配すらないなんてことが起こるかもしれない。ふたを開けないとわからないので一度諦めずアタックしよう。ガチヲタクなあの子ともし付き合えるまで行ったのなら、そこに希望がある。希望しかない。「推しと僕どっちが好き?」って聞いたら照れながら「君に決まってるでしょ」って言われる全能感はもうすぐそこだ。(ただしクローゼットの中にある大量の推し団扇がこちらを見ている)

【最強:リア恋ヲタクレベル】

無理。付き合うことすら無理。存在を認識されてるかさえ怪しい。推し以外の男はみんな肉塊だと思っている。ジャニーズ事務所に所属してない男は無理とか、推し君と結婚できないなら一生1人でいいや、とかのレベル。推ししか勝たん、いや見えん。推しが本気で好きな子の隙間に入る余地なんてない。唯一のチャンスは、事務所を辞めた、フライデーされたなど心が死ぬイベントが起きた時に慰めてあげるくらいしかない。ただここで慰めたとしてもうまくいくことはほぼない。圧倒的に難攻不落。付き合いたてほやほやの彼氏持ちの女の子なんか非じゃないくらい振り向いてくれない。諦めよう。ヲタ卒まで待とう。それしかない。がんばれ。泣くな。

 

4.ジャニヲタ彼女の愛し方(総括)

ヲタクレベルが高すぎなければ、特に警戒することなくお付き合いができると思われる。FCの名義つくらない?って言われたときに「はい」以外の言葉を発しないことにさえ気をつけていれば、影響はほぼないと言っていい(?)

ジャニヲタ=ただの趣味。これだけ覚えて帰ってください。

 

 

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*1:ジャニーズの推しを界隈では担当と呼ぶが、本文ではより一般的な表現としてこちらを用いる